HOYAのTOB提案 ペンタックス受諾意向 (読売新聞)

 精密機器大手のペンタックスが、光学ガラス大手のHOYAが示している株式公開買い付け(TOB)による経営統合提案を受け入れる方向で調整に入ったことが、15日明らかになった。すでにHOYAとペンタックスの筆頭株主である投資顧問会社、スパークス・グループにTOB受諾の意向を非公式に伝えている。ペンタックスの綿貫宜司社長とHOYAの鈴木洋最高経営責任者(CEO)は16日にもトップ会談を開いて統合問題を協議する予定で、TOBをめぐる具体的条件が協議される公算が大きい。迷走を続けてきたペンタックスの再建問題が決着に向かう可能性が出て来た。

 ペンタックス経営陣は11日に単独で生き残りを図るための経営強化策を発表したが、株価はHOYAが提案しているTOB価格(770円)を下回っている。株価がさらに低下すれば、大株主が株主代表訴訟を起こす可能性もある。ペンタックス内部にも「HOYAとの統合に匹敵する案を示すことは難しい」との見方が強まっていた。

 ただ、ペンタックスはTOB受諾の条件として、当初の合併計画を主導した浦野文男前社長と森勝雄前専務の取締役退任や、経営の独立性確保などを求めている。HOYAやスパークスが条件を受け入れるかどうかの調整は残っている。

前社長がやろうとしたことと同じことになってますけど、
クーデターはなんだったんでしょうか。